引き続きちょっとした軟禁状態は続く。
うちの集合住宅の中には世に言う『非常識』としか見受けられない家が二つほどある。
非常事態宣言が発令され、医療現場も逼迫しておりコロナというものがいかに恐ろしいかを有名な著名人が身を以て示していた最中にも、と言うか最中だからかなのか普段よりも更に頻繁に家に沢山の人を招いては騒いだりしていた。
でっかい声で盛り上がってはその中で子供もペットも騒ぎ、そして同様に騒ぎながら帰っていく。
真夜中にも何回か行われてた。
もちろん集まるのは自由だ。だけど、私が心の底から思ったのはよくこんなご時世の最中
「やめてください」
と言われてる事を堂々と、なんの悪びれもなくできるのか・・・しかも、集まる、と言うことはそう言う人間たちが同じ感覚を持ち合わせていて『一堂に介して』いるわけだ。
しかもこんなに近辺で2世帯も。
その後のゴミの出し方もまぁ、酷いものでいつも思う事なのだがこちら側からみた『非常識』な人たちはほぼほぼゴミ出しに関しても酷い人たちがほとんどだ。
連休が明け、街も結構いつも通りの空気感が戻ってきている。
この調子だとどうにもまた二週間後の結果が恐ろしいけれど経済的な事を考えれば仕方のない事なのだろう。
当たり前の生活が当たり前でなくなっている今現在。
私が思う『常識的な人間』と言うのは2、3割いるかいないかでその他の7割はやはりどこかネジが抜けていて自己中心的な『ただ自分は生きている』的な人間なのではないかと感じた。
世の中の情勢をきちんと色々な媒体で自分の目で見て聞いて感じてるのだろうか。
逆に『テレビ』しか見ない人間だとしても、その『テレビ』でさえ自粛自粛と繰り返し懇願的に繰り返していたのに関わらず何も感じないのだろうか。
とにかく不思議でならない。
そしていちいち人権人権と言っているが故に物事が進まないこの国でその主張する『人権』ってなんなのだろう。
パチンコ屋だけを例に挙げるのは確かにナンセンスかもしれないが堂々とインタビューに
「別に関係ないし暇だからどうしても来てしまう」
とわざわざ答えている脳みその軽い人たちの顔なんて晒してしまえばいいのにと思う。
これは、よくある
『河岸ゴルフオヤジ』
のインタビュー時にもいつも思っていた事だ(笑)
人権より人命なのは当たり前。
ここまで世の中が逼迫しても『通常通り』を通そうとする信仰は一体なんなのだろう。
真面目が馬鹿を見る。
そんな世の中になってるのだろうか。
今までの我慢が意味なくなっている気さえしてしまう。
「報われない」極みだ。
とにかく今からは新しい生き方を模索していくことは間違いなさそうだ。
けれど、一人で生きてはいけない人間が『他人』に対して何も感じなくなってはもうそれは機械と一緒だ。
隣のマンションの屋上ではせっせと何やらバーベキュー的な準備をしている。
その頭、丸ごと焼いた方がいいんじゃないかしら。
私は洗濯物をしまいながら心から思った。