現在私が遂行中、そして終わりに差し掛かっているゲームは
『ペルソナ5スクランブル』というもので、名作と言われてる『ペルソナ5』の続編をRPGからアクションRPGに変え発売されたものだ。
シナリオもゲーム感もものすごくよくできている作品でよくまぁこんなものが作れるなぁ、と感心したのは物凄い久しぶりのものだったかもしれない。
続編前の初めの作品なんて参考書か!?というほどの分厚さの攻略本を片手にプレイした。その感じが自分的には楽しくて仕方なかった。
細かいことは置いておいて、内容がものすごくリアルで所々に映画や本並みに
『深いなぁ』
と思わされる場面やセリフが散りばめられていた。
モラハラやセクハラ。虐待やいじめ。引きこもりや格差社会。そして政治家や上の人間の汚職事件。
様々な人の闇による世界を『世直し』していきその人間を『改心』させていくいう内容。
一見悪いことをしているように見えてる人間にはだいたいそうなるまでの過程があり、闇を抱えているものだ。
それを利用され心も実態も悪へと変貌させられる。
このゲーム内でもそうだがその中でも根っからの悪というものはいるものだ。
近年のこういった物語・・・本も漫画も映画もドラマもゲームも
『何が正義か』
それがわからなくなっている、という作品が多くなってきているように感じる。
夢を売るあのディズニーも
『永遠の男女の愛なんて存在しない』
という提示をし始めている。
マレフィセントでは会ったばかりの王子のキスでなんか目覚めやしない。
アナ雪も一緒だ。男のキスで氷が溶けるのかと思えばやはりそこは違い、姉妹での愛だった。
少し前で言えば『デスノート』も結局何が正義かわからないまま終わりを迎えた。
そんな事を読者に問われてる気さえした。
弱きを助け、悪を捌く。
そんな水戸黄門のような単純な世界ではなくなってることに皆気付き始めたからだろう。
そしてこのコロナ問題の先にはそれ以外の価値観もぐるっと変わってしまうくらいの世の中になっていく可能性が高いとも感じる。
ペルソナ5もそんな疑問を沢山感じさせられる展開であった。
続編も更にそこを深く掘り下げている。
誰もが皆闇を抱えてるって事だ。
闇を感じない人は沢山いるだろうけど・・・・。
ゲームをやらない人もアニメーション化されてるのでこれを機に『見るものがない』と思ってる方は是非見て見て欲しいし、なんなら今を機にゲームを始めてみてはどうかしら?
時には文字より勉強になる事が、漫画やアニメやゲームにはあります。
日本は特に。