私は親になれない

流産を3回経験し、絶賛『鬱病』闘病中・子なし四十路女の小言。それでも切実に伝えたい事。この日本でも個人での自由な生き方がもっともっと当たり前になりますように.....。

95、「情けない」をしない

久しぶりに少し暗闇君と濃密な時間を過ごした感がある。

前々から決めていた親と息子犬との小旅行を終えたのだが、ある意味でいい形でその旅を終わらせることができなかった。

森の中にあるある意味『療養的』に過ごせるだろう場所に本来なら7日ほど滞在する予定が、私の精神的不安定さのせいで4日で帰ってくることとなってしまった。

 

親に気を遣わせ、私も親に気を遣い、それが悲しくて、普通にできていたことができなくてどんどん自分にまた『✖️』をつけていってしまう悪循環だ。

 

其の私の精神状況と少しだけイラッとしていた父との間で最悪の空気を構築してしまい、とにかく家に帰りたくて、旦那に会いたくて仕方がなかった。

 

私は本当にわがままだ。

親、そして旦那をとても大切に感じながら自分の精神状況で遠ざけたり急に寂しくなって寄り添いたくなる。

猫だ。私は猫みたいな奴だと自覚している。

一言でまとめてしまえば『気まぐれ』って奴なのかもしれない。

 

其の旅の三日目にようやく自分の今の状況と気持ちをゆっくり吐露することができた。親の方も同じだ。

先の友人とのLINE事件で久々に食らってしまい、母の電話で過呼吸になってしまった理由を。

ただ「それはひどいね」と味方になって欲しかっただけかもしれない。と告げた。

 

しかし、旦那や友人とは違う思いや願いがあるのが『親』というものなのだろう。

同じを求めるのはおかと違いだ。それはこの4年間に散々と学習してきたことなのに暗闇君が隣にいるとやっぱり目が曇って今までメモしてきたことが見えなくなるのだ。

 

私を思ってこその言葉だったこと。

親だって完璧じゃない。一人の人間であること。

そしていい意味で私はもう其の親とは違う家庭で生きているのだということ。

 

それを腑に落として少しまた呼吸ができるようになった。

そしてきちんと「ありがとう」と「ごめんね」を伝えて旦那のいる自分の家に帰った時、何だかこの二週間抱えていた闇がリセットされた気がしたのだ。

 

小旅行へ行った何日かは『何でこんな時にきてしまったのか』と考えてばかりだったが、結果、とてもいいリセットボタンになり、『クヨクヨ』が去っていった。

 

元々旅が好きだ。鬱のもっと真っ只中にいた時はどこかへ行きたくて環境を変えたくて仕方がなかった。

そしてコロナで外出自粛という予想だにしない規制をくらい、最後に私なりのノンマタニティーハラスメントを受け、ため込んでギリギリを保っていた具合悪さが爆発してしまった。

 

旅の良さは環境を変えて自分の状態や気持ちや周りを俯瞰して見れるようになる事

そして其の旅が楽しかろうが楽しくなかったろうが

 

『やっぱり家が一番!』

と再実感出来ることにあると思う。

 

あるべくしてあった、今回の計画だったと今は思う。

ありがたいです。

 

そして、

「情けない」を自分にしてしまうと、一番悲しむのは親だということ。それをまざまざと痛感した。